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電気代上昇の原因!燃料調整費の推移

最近、電気代があがっていると感じませんか?
電気の使い方は特に変わったわけではないのに、、猛暑だから?と思っている方も多いはず。
電気代上昇の中身を見ていくと、しっかり対応できることもわかってきました。
ここでは電気代上昇の原因と対策についてみていきましょう。

電気代はなぜ上昇している?

2021年9月から、東京電力EPや関西電力など全国的に電気料金が値上がりしつづけています。
主な原因は、石炭や液化天然ガス(LNG)などの輸入価格高騰の影響で、燃料費調整額が値上げされているためです。
そもそも電気料金は、①基本料金(最低料金)+②電力量料金±燃料費調整額+③再生可能エネルギー発電促進賦課金で構成されています。
今回の値上げに影響を与えているものとして、①各社の基本料金の上昇、③再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の上昇もありますが、
③再エネ賦課金は毎年1回の値上がりですので、昨今の値上がりについては①燃料調整費が大きな要因といって良いでしょう。

 

燃料調整費とは?

燃料費調整額は、発電に必要なLNG(液化天然ガス)や原油などの燃料の価格変動を電力量料金に反映させるためのものなので、プラスだけでなくマイナスの金額にもなります。
国内の動き
ウクライナ情勢やLNG(液化天然ガス)などの影響を受け、電気料金が高騰している中、日本政府はロシアからの石炭輸入をストップすることを決めました。
欧州では、「(電気料金の上昇は)脱ロシアを進めるコストだと捉えられている」とのことです。各電力会社は、ロシア以外の代替調達先を探すことになります。
世界中で脱ロシアの動きが高まる中、更なるエネルギーの争奪戦が予想され、今以上に電気代が上がることが予想されます。

 

燃料調整費の推移

燃料費調整単価自体はしばらくマイナスの金額を保っていましたが、 2021年1月から次第に減額されていき、2022年2月にはプラスの金額に転じました。
さらに2022年9月分を前年同月で比較すると、東京電力エリアでは「7円71銭/kWh」も差があります。
使用電力量が同じでも、2022年と2021年の9月を比較すると月に2,004円も高くなっている計算になります。
(使用電力量260kWhで試算)
燃料費調整額の電気料金に与える影響は、小さくないと言えますね。
今後益々上昇が予想される燃料調整費ですが、"再生可能エネルギー"である0円太陽光にはこの費用がかかりません。
戸建住宅をお持ちの方は有効な電気代削減の手段の1つといえるでしょう。